【カーリング・グランドスラム】日本勢3チームが4強進出の歴史的快挙!ロコ・ソラーレは準優勝(カナディアン・オープン)
2025/12/22(月) 配信

カーリングの世界最高峰「グランドスラム・オブ・カーリング」の今季第4戦、ヒアリングライフ カナディアン・オープン(女子)は22日(現地時間21日)、決勝が行われた。 決勝に進出したロコ・ソラーレは、スイスの強豪ティリンツォーニに1-7で敗れ、準優勝となった。 しかし、今大会は日本勢3チームが準決勝に進出するという、グランドスラム史上初の歴史的な快挙を成し遂げた大会として記憶されることになった。

日本勢がグランドスラムの舞台を席巻
今大会、日本勢の快進撃は準々決勝から始まった。予選8位で通過した北海道銀行が、予選1位のHa(韓国)を7-6で撃破。 さらに予選7位のフォルティウスも、予選2位のエイナーソン(カナダ)を9-6で下すなど、予選下位から次々と世界の強豪をなぎ倒した。
これにより、ベスト4のうち3枠(ロコ・ソラーレ、北海道銀行、フォルティウス)を日本勢が占めるという、グランドスラム史上でも類を見ない躍進を見せた。

準決勝で実現した日本勢対決と世界への挑戦
21日に行われた準決勝では、ロコ・ソラーレと北海道銀行による日本勢対決が実現。この一戦は、ロコ・ソラーレが8-5で制し、決勝進出を決めた。
一方、もう一つの準決勝では、フォルティウスがティリンツォーニ(スイス)に挑んだ。フォルティウスは粘り強い戦いを見せたものの、4-5の1点差で惜敗。 夢の「日本勢同士による決勝戦」こそあと一歩届かなかったが、世界選手権で優勝の実績を持つ強豪を相手に最後まで互角の勝負を繰り広げた。

プレーオフトーナメント表

世界トップレベルへの距離と進化
迎えた決勝戦、ロコ・ソラーレはティリンツォーニと対戦したが、相手の隙のないショットに苦しみ1-7で敗退。2023年以来となるグランドスラム制覇には届かなかった。
しかし、一大会で日本勢3チームが同時に4強入りを果たした事実は、日本国内の競技レベルが世界屈指の層の厚さに達していることを証明した。 2026年のミラノ・コルティナダンペッツォ五輪に向け、日本勢による世界制覇への期待がさらに高まる大会となった。

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